レーシックに向いていない人

レーシック手術は高い成功率を誇り、裸眼で日常生活を快適に送ることが可能なほどに視力が回復することで大変人気を集めている視力回復法ですが、中にはレーシック手術に向いていない人がいます。

 

レーシック手術を受ける場合には、手術の前に適応検査を受けて、角膜の厚さや屈折度数、視力、眼圧などを測定して、眼の状態を詳細に観察した後に、実際にレーシック手術を受けることができるのかどうかを決定します。そして、実際は5から10人に1人程度の割合でレーシック手術を受けることができないと診断された方がいるようです。

 

さて、レーシック手術を受けることができない人とはどのような人のことなのでしょうか。

 

角膜の厚さが不足している場合には、レーシック手術を受けることができません。角膜の厚さは個人差があります。また、コンタクトレンズを長期間使用している人の場合は角質が薄くなっていることがあり、そのためレーシック手術を受けるために必要となる角質の厚みを持っていないことによりレーシック手術を受けられないと診断される場合があるようです。また、コンタクトレンズにはハードレンズとソフトレンズの2種類があるのですが、ソフトコンタクトレンズを長期間使用している人の方が角質の厚みが足りなくなる可能性が高く、最近流行っているカラーコンタクトを使用している人の場合はその確率がさらに高くなっているようです。

 

他には、白内障や緑内障、網膜はく離、結膜炎など眼科疾患を患っている人や、極度の乱視を持っている方の場合はレーシック不適合と診断されることが多いです。また、糖尿病や肝炎、膠原病などの持病持ちの方は、角膜の再生や治癒に問題が生じる恐れがあるため、レーシック手術を受けられないことがあります。

 

また、成長期の子供の場合は角膜がまだ安定した状態にないため、視力が一時的に低下しているだけであることもあるためレーシック手術を受けられないことが多いです。しかし、クリニックの中には未成年者であっても適応検査によってレーシック手術を受けても良いと診断された場合には手術を受けられる可能性がありますので、視力が悪く生活に支障をきたしている未成年者の方はそういったクリニックを探して相談してみましょう。

 

レーシック手術に不向きな人というのもいます。まず、30代以降の方で老眼の症状が出ている方はあまりオススメできません。その理由は、老眼の症状はレーシック手術によって回復する可能性が低いからです。また、明らかに老眼の症状が出ている場合は手術を受けることは困難ですが、老眼になりかけている状態にある人の場合は医師の判断次第によっては受けられることもあります。

 

また、角膜に炎症や外傷などがある場合には手術によって合併症を引き起こす可能性が高いため、それらの症状が改善されるまではレーシック手術を控えた方が良いでしょう。妊娠中や授乳中の方も念のためレーシック手術を受ける時期を後にした方が良いでしょう。

 

1年以内に眼鏡やコンタクトレンズの度数を変えた方や何か持病をお持ちの方の中で薬剤を日常的に服用している方は事前に医師に伝えておきましょう。

 

レーシック手術は安全性が高く大きな効果を期待できる手術であるということは事実なのですが、様々な理由によってレーシック手術を受けてはいけないと診断されることがあります。また、あまりレーシック手術を受けるのには向いていない方というのもいます。そのような方の場合はせっかくレーシック手術を受けたとしても大した効果は期待できませんし、最悪後遺症を残す可能性もあるので、手術を受けるのは諦めましょう。

 

適応検査のデータのみで医師は患者にレーシック手術を受けさせてもよいのかどうかを判断します。そこでどうしてもレーシック手術を受けたいから嘘を着いたり、適当に自分のことをごまかしたりする行為をしては絶対にいけません。適応検査によって本当は異常があるにもかかわらず、それが発見されずレーシック手術を受けたとしても、視力が回復することは無いでしょうし、最悪視力が悪くなったり、合併症などを引き起こすリスクがあります。医師には嘘をつかずにきちんと接しましょう。